Kindle本だとかさばらないから読書が進みます。
実録なつのロケット団
大人の道楽として読んだので面白かったです。
なつのロケット団→SNS社→インターステラ・テクノロジーズ社となり事業化されていくのは楽しいでしょうね。
ま、夢は近づきつつあると見て良いんじゃないかな。
ところで、人口衛星を打ち上げると言うと、JAXAのISSきぼうからの放出価格が参考になるかなと思います。
ISSからの放出価格
JAXAの価格表(有償枠)
- CubeSat
- 1U:300万円
- 2U:500万円
- 3U:800万円
- 小型衛星
- 50cm級:1億400万円
小型衛星の場合、軌道周回寿命が250日程度で1億円は打ち上げコストは高いですね。
地上観測衛星の打ち上げると考えると、衛星周回寿命が長い600km〜800km圏が良いと思います。
インターステラー・テクノロジーズ社は?
アスキーのインタビュー記事に価格記載がありますね。
- IST軌道用:ペイロード100kg
- 1億円前半
- IST観測用:ペイロード20kg
- 数千万円〜
インターステラ・テクノロジーズ社のペイロード100kg以下で1億円前半という価格というのは悪くないですね。
ただ、投入高度の記載はありませんが・・・
人工衛星の年間打ち上げ数
CSP-JAPANによると、2013年の1〜10kg人口衛星が90機ほどの打ち上げ実績です。
10kg以下の人工衛星の需要予測は、2015年200機/年、2016年400機/年、2020年に年間500機程度の打ち上げが予測されているので、これらをターゲットできてコスト競争に勝てれば事業成功できると思います。
ロケット打ち上げコストパフォーマンス
ロケット打ち上げLEOコスト(ウィキペディアより)
- イプシロン(日本):156万円/kg(4機目以降)
- ドニエプル(ウクライナ):111万円/kg
- ロコット(ロシア):180万円/kg
- PSLM(インド):156万円/kg
- ベガ(ESA):280万円/kg
10kg程度のペイロードで1億円以下で打ち上げできれば、価格的に見ても競争力ありますよね。
個人的には
第一宇宙速度でテスト衛星を放出するところぐらいまでは、「なつのロケット団」としてやってほしいと思いましたけど、それだけお金がかかるということで・・・
ワタシ的にはかなり面白かったです、液体燃料ロケットエンジンが作れそうな気にさせてくれます。
もう少しデータを書いて
実験1号機を作る程度で、ざっくりどれくらいの費用がかかったかくらい書いていただけると、もう少し気持ちが入りやすいかもしれませんね。
「お金持ちの道楽が高じて事業にしちゃいました〜」と見えなくもないですけど、夢を持ってるのはいいなと思う。
ほかには・・・
用語に「想定内」が頻繁に出てくるようになると、ホリエモンの影響が出てるなぁと思っちゃいますけどね。
Mojaveはモハービ(Wikipediaではモハーヴェと書いてある)って読むですね、サンノゼの人たちがマハビって読んで(発音がそう聞こえるってことです)いたから「マハビ」って読んでました。
0 件のコメント:
コメントを投稿