WHOのレポートに反発するもしないも自分次第ですからねぇ。出来ることなら癌にはならない方がいい。
ダイエットと発がんリスク
先日発表されたWHOの加工肉・赤身肉の発がんリスクのレポート、ダイエットと引き換えにがんのリスクを背負いこむことになるという悩ましい状況になってませんか。
赤身肉ダイエット
このダイエットのポイントは、赤身肉を食すことでLカルチニンを取り込み代謝を上げるというダイエット方法。
その「赤身肉ダイエット」の要点をピックアップします:
- 赤身肉を1日1回
- 量は手のひらサイズ(200g〜250g?)
- 焼肉・ステーキなどで食す
Lカルチニンの含まれる量が多い肉種類というと、「ヤギ」「ヒツジ」「牛」「豚」といずれもWHOのレポートでリスクがあると指摘された肉ばかり。
調理法は、「高温に熱したフライパンで強火で素早く肉を焼く!」
これまさに、発がん性物質が発生する高温調理法そのまま1。
赤身肉ダイエットは癌へのリスクが高いかも?!
「赤身肉ダイエット」のポイント3点から、赤身肉を多く取りすぎることはリスクを上げることにつながり、調理方法の焼肉やステーキなどの高温調理は発がん性物質が発生する調理法となります。
赤身肉を摂ることによってLカルチニンを取り込むことはできるのですが、同時に発がん性物質を取り込むことにもなりダイエットに成功はしたけれど大腸癌になってしまってしまうこともあり得るということです。
WHOのレポートには、赤身肉の摂取量について言及はしていませんがリスクが高まることは”おそらく人に対して発がん性がある(Group2A)”あると言っています2。
国立がん研究センターの見解3でも、「影響は小さい」としていることからリスクはあると考えてよいと思います。
また、同じく国立がん研究センターのページに「日本人における赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスクについて」項目があり、そこにIARC評価の基準となった論文で、「女性では毎日赤肉を80g**(調理前の重量。調理後は20%程度重量が減少する)以上食べるグループで結腸がんのリスクが高く・・・」4という報告があるとしています。
1日に100g以上の赤身肉を摂取ると発がんリスクが高くなるという研究報告が上がっているということですので、このことからも赤身肉をたくさんとることはリスクが上昇すると考えてよいと思います。
一般的な日本人の摂取量「2013年の国民健康・栄養調査によると日本人の赤肉・加工肉の摂取量は一日あたり63g(うち、赤肉は50g、加工肉は13g)」であれば影響は少ないと言っていますので、赤身肉を食すダイエット方法はがんリスクが向上すると考えてよいでしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿